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限りなく透明に近いブルー / 村上龍

Book 村上龍

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

 

 まず、書き出しがインパクトがある。

「飛行機の音ではなかった。」

この書き出しから始まる。

最初に読んだのは、18歳のとき。少し読みにくさも感じたが、

徐々に、タイトルの意味とこの作品がマッチしてきた。

 

18歳でこの作品を読むことが出来て良かったと思う。

 

 衝撃を受けた数少ない作品。

最初に読んでから数年経った今、もう一度読みたいと思う。

 

 

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

 

 

 

少女は卒業しない / 朝井リョウ

Book 朝井リョウ

少女は卒業しない (集英社文庫)

少女は卒業しない (集英社文庫)

 

僕自身、暗い作品が好きだったりするが、朝井さんの作品は読みたくなってしまう。

 

タイトル通り、卒業がテーマの青春小説。

好きな表現というか、フレーズがいくつもあった。

それぞれが様々なものを抱えながら卒業していく、

トータルで美しい小説だったという印象。

 

こんな瑞々しい小説も書ける朝井さんには嫉妬しかない。

 

たまには、爽やかで、ちょっと切ない作品も良いなと思った。

 

 

 

少女は卒業しない (集英社文庫)
 

 

69 sixty nine / 村上龍

Book 村上龍

69 sixty nine (集英社文庫)

69 sixty nine (集英社文庫)

 

好きな作家の一人である村上龍

彼の作品の中で1番最初に読んだのがこの作品。

著者自身の体験からくる小説。

舞台は1960年代。

僕自身は学生運動みたいなものとは無縁だけど、学校社会や教師とは反りが合わなくて、ずっと反抗してきたというか、距離を置いてきた。今もそうだけど。

 

学生運動を目の当たりにしたことはないが、この時代の若者には良い意味でも悪い意味でも、有り余るほどのエネルギーがあったんだと感じた。

それと比較すると、自分も含めて、最近の若者にはエネルギーとかパワーが感じられないのかもしれない。

 

作中で登場する洋学など、よく知っている曲で少し雰囲気を感じることもできた。

 

 

69 sixty nine (集英社文庫)

69 sixty nine (集英社文庫)

 

 

桐島、部活辞めるってよ / 朝井リョウ

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

朝井リョウという作家を好きになるきかっけとなったデビュー作。

僕が読んだのは、映画化もされていたころだったが、

朝井さんのことも作品のことも全く知らなかった。

 

朝井さんのことを知るきかっけは、僕の好きなコンビ、オードリーの若林さんだった。

作家の方と親交がある若林さんが自身のラジオ番組(オードリーのANN)で話していたことから、興味を持った。

 

その後、朝井さんもラジオ番組のパーソナリティを務めたこともあって、

朝井リョウという作家、そして人間性を知っていくことになった。

 

作品については、高校生活を舞台に人間関係やスクールカーストについて触れながら、高校という狭い世界が全てであるかのように生きている高校生を皮肉も交えて書いている。

 

タイトルにも出てくる桐島は、作中で本人は出てこない。

バレー部のキャプテンである桐島は、カーストで上に位置するからなのか、

周りの会話などにだけ登場するだけ。

なんだか、「藪の中」の構成を思わせる。

 

カーストのようにランク付けしたり、されたりするのは嫌いだが、

カーストので上に位置する桐島がバレー部を辞めただけで、周りの人間には少しずつ影響が出るが、これがもし、カーストでいう下層の人間が、何かをしたとしても何も変わらない毎日が只続くんだろうと思うと、少し胸が締め付けられる。

 

 

僕自身、後者側の人間だから分かってしまう。

まぁでも、どっちが偉いとか偉くないとか、そういうものではないけど、

高校生年代では、そういうことがすべてだったりする。

 

 

 

 

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)