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69 sixty nine / 村上龍

69 sixty nine (集英社文庫)

69 sixty nine (集英社文庫)

 

好きな作家の一人である村上龍

彼の作品の中で1番最初に読んだのがこの作品。

著者自身の体験からくる小説。

舞台は1960年代。

僕自身は学生運動みたいなものとは無縁だけど、学校社会や教師とは反りが合わなくて、ずっと反抗してきたというか、距離を置いてきた。今もそうだけど。

 

学生運動を目の当たりにしたことはないが、この時代の若者には良い意味でも悪い意味でも、有り余るほどのエネルギーがあったんだと感じた。

それと比較すると、自分も含めて、最近の若者にはエネルギーとかパワーが感じられないのかもしれない。

 

作中で登場する洋学など、よく知っている曲で少し雰囲気を感じることもできた。

 

 

69 sixty nine (集英社文庫)

69 sixty nine (集英社文庫)

 

 

桐島、部活辞めるってよ / 朝井リョウ

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

朝井リョウという作家を好きになるきかっけとなったデビュー作。

僕が読んだのは、映画化もされていたころだったが、

朝井さんのことも作品のことも全く知らなかった。

 

朝井さんのことを知るきかっけは、僕の好きなコンビ、オードリーの若林さんだった。

作家の方と親交がある若林さんが自身のラジオ番組(オードリーのANN)で話していたことから、興味を持った。

 

その後、朝井さんもラジオ番組のパーソナリティを務めたこともあって、

朝井リョウという作家、そして人間性を知っていくことになった。

 

作品については、高校生活を舞台に人間関係やスクールカーストについて触れながら、高校という狭い世界が全てであるかのように生きている高校生を皮肉も交えて書いている。

 

タイトルにも出てくる桐島は、作中で本人は出てこない。

バレー部のキャプテンである桐島は、カーストで上に位置するからなのか、

周りの会話などにだけ登場するだけ。

なんだか、「藪の中」の構成を思わせる。

 

カーストのようにランク付けしたり、されたりするのは嫌いだが、

カーストので上に位置する桐島がバレー部を辞めただけで、周りの人間には少しずつ影響が出るが、これがもし、カーストでいう下層の人間が、何かをしたとしても何も変わらない毎日が只続くんだろうと思うと、少し胸が締め付けられる。

 

 

僕自身、後者側の人間だから分かってしまう。

まぁでも、どっちが偉いとか偉くないとか、そういうものではないけど、

高校生年代では、そういうことがすべてだったりする。

 

 

 

 

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

 

第6節 川崎フロンターレvsヴァンフォーレ甲府

 

 

 

前節、またも負傷で離脱者が出て、ますます厳しい台所事情になった。

そんな中で迎えたホーム甲府戦。

 

前半からボールを持つ時間も長く、

終始、ゲームを支配する展開で前半も後半も進んでいた。

甲府の守備の頑張りで、試合を通して、甲府ディフェンスを崩すことが出来ず、

ただ時間だけが過ぎて行った。

 

単調なパス回しだけで、そのパス回しの中でもう少しアクセントをつけるようなプレーがあれば違った結果になったのではないか。

 

ドリブルをする場面もいくつかあったが、もっと仕掛けのドリブルをして欲しかった。

そういう意味でも三好の投入など、カードを切るのが少し遅かったと感じた。

 

 

前半から崩しきれずにシュートまでいけない場面が多かったが、崩しきれないのであれば、ディフェンスを少し外して、遠目からでも打っていけば、相手のディフェンスを少しは前につり出すことが出来たのではないか。

 

そして、各駅停車のようなパスだけでなく、周りが動いて一つ飛ばしたり、ダイレクトのプレーを交えるなど工夫の仕方はいくつもあったはずだ。

 

パスがテンポよく回らなかったことで、全体的にペースが上がらず苦しいゲームだった。

こういう状況を打開できるアイディアが足りなかったと思う。

 

鬼木監督も言っていたが、中と外の使い方がチグハグだった。

なんとか引き分けたけど、ホームでこんな試合内容で、ほぼ負け試合みたいなもの。

 

ただ、厳しいチーム状況の中ですぐに次(ACL)がある。

切り替えて、前を向いて次のACL広州恒大戦に備えるしかない。

 

長いシーズンこういう状況もある。

ここを耐え抜ければ、その先に栄冠が待っているに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

遮光 / 中村文則

遮光 (新潮文庫)

遮光 (新潮文庫)

 

 僕が本格的に本を読みだしたときの1冊目に読んだ小説。

書店で何を読もうか探していて、ジャケ買いというか、タイトル買いした。

まぁいきなり長編を読むのに気が引けて、薄くてちょうど良いものを買おうとしていたのもあるが。

 

本の厚さ的には薄いが、内容は対照的だった。

終始、暗い描写で物語が進む。

あまり書くとネタバレになってしまうので難しいところですが、

純愛がやがて狂気になっていってしまう。

純愛と狂気は実は紙一重なのではないかと思ってしまった。

陰鬱としていて悪く言うと、後味が悪い。

でも、それがいい。

 

 

人間の中というか、僕自身にある闇、負の部分を刺激された。

そんな作品だった。

 

1作目にしては、暗くて重い作品を選んでしまったが、自分の性格というか好みに合った作品だった。

 

 

遮光 (新潮文庫)

遮光 (新潮文庫)