26日、日産スタジアム。
翔哉のFC東京でのラストゲーム。
移籍前、日本でのラストゲームを見届けてきた。
移籍前ってこともあるし、最近の起用のされ方をみても、長くても出場時間は15分あるかないかだと思っていた。
丁度、その日は何の予定もなくて、行くしかなかった。
試合前のアップは、ずっと翔哉を目で追った。
ボールタッチの感覚も良さそうだったし、何よりキレがあった。
安間さんとのドリブル練も、シュート練も翔哉は変わらずって感じだったけど、安間さんの気持ちは察するに余りあった。
ウタカは、最後まで彼のことを気に掛けていて、プレーだけでなくそういう面でも、素晴らしい選手だなと思った。
前半途中で、東京のGK林選手が倒れて、
一時、ゲームが止まった。
正直、その時に思った。
GKの交代で交代カードの3つのうちの1つを使わないでくれと。
今日だけは、頼むと。
それだけをずっと祈っていた。
幸い、大事には至らず、交代もなかった。
前半は0-0で折り返した。
東京のサッカーに言いたいこともあるが、今回は内容にはあまり触れない。
控え組のハーフタイムのアップも翔哉をずっと追いかけた。
出場がない可能性だってある。
そんな覚悟もしていた。
2nd halfの中盤に差し掛かって、
ベンチに声が掛かった。
呼ばれたのは永井選手だった。
東京が3バックにシステムを変更して、
翔哉の起用は主に2トップの一角か中盤の前。
同じトップを主戦場とする選手の投入は、翔哉登場の可能性を下げた。
そして迎えた、78分頃、再びベンチに声が掛かった。
呼ばれたのは、翔哉だった。
周りに座っていた、東京サポの方々も翔哉が呼ばれたことで沸いた!
翔哉がこんなに愛される選手になっていたんだなと
今まで以上に、実感した瞬間だった。
登場は、80分頃。
米本選手と変わって中盤の前目に入った。
翔哉が入った直後には、マリノスベンチも動いた。直輝が投入された。
モンバエルツも粋なことしてくれるなぁと。
普段は、ボールを持った選手も観るのは2割くらいで、8割は他を観るのが僕の通常のサッカーの見方だけど、この日だけは、残りの時間だけは、10割近く翔哉を追った。ドリブルも、バーを叩いたループも、全てを目に焼き付けた。
その後、失点を喫して0-1で好調なマリノスに敗戦。
上手くいかないのがサッカーだ。
翔哉のラストゲームは、苦いものとなった。
アディショナルタイムを含めて、15分弱。
今日は、この15分を観るための、目に焼き付けるための1日だった。
正直、早く出て行くべきだとずっと思ってたから、良かったと思う。
ポルトガルでもサッカーを楽しんで、
上を目指してほしい。
翔哉に負けないように、俺も頑張ろ。
やることやって、楽しむ。
9月2日、翔哉がカップ戦でポルトガルデビューを飾った。
その試合については、また後日。
サッカー関連おすすめ本